予防接種の重要性
病気を「うつされない」「うつさない」ために。
予防接種は、ウイルス性の感染症の予防に有効です。
予防接種を受けずに免疫がない動物は、ペットカフェや散歩時に他の動物と接触をすることで、ウイルスに感染します。
特に、免疫力の弱い生まれたてや高齢の動物たちは、それによって命を落としてしまうこともあります。
また、予防注射を接種しないことでウイルスに感染しながらその状態に気付かず、知らない間にウイルスをまき散らし、他の動物に感染させてしまうケースもあります。
大切な動物たちの健康を守るためにも、「うつされない・うつさない」ためにも、予防接種を受けることを、強くお勧めします。
ワンちゃんの予防接種
狂犬病予防注射
日本では、狂犬病予防法により、生後91日以上の犬には、飼い始めてから3ヵ月以内に登録と狂犬病の予防注射が義務づけられています。年1回、狂犬病の予防注射を受けること。それ以降も毎年1回接種することが義務づけられています。
混合ワクチン
ワンちゃんの予防接種において当院では、6種類または9種類の病気を予防するためのワクチンを用意しています。
免疫力の弱い生まれたてのワンちゃんがウイルス性の病気にかかった場合の致死率は非常に高いといわれています。
まずは、生後2、3、4ヵ月時に1回ずつ(合計3回)、その後は1年に1回の接種をすることが大切です。
また用心のために、ワクチンを接種するまでは、他の犬や動物との接触は避けましょう。
6種混合ワクチン
- 1犬ジステンバー★
- 2犬アデノウイルス2型感染症
- 3犬伝染性肝炎
- 4犬パラインフルエンザ
- 5犬パルボウイルス感染症★
- 6犬コロナウイルス感染症
9種混合ワクチン
「6種混合ワクチン」に下記の3つの病気を加えたワクチンです。
- 7犬レプトスピラ感染症コペンハーゲニー
- 8犬レプトスピラ感染症カニコーラ
- 9犬レプトスピラ感染症へブドマディス
ネコちゃんの予防接種
当院では、3種類、5種類の病気を予防するためのワクチンを用意しています。生後2、3ヵ月時に1回ずつ(合計2回)、その後は1年に1回の接種が必要です。ネコちゃんの場合は、家の中だけで飼う、外に出るなど、ライフスタイルが異なりますので、獣医師に相談のうえ、ワクチンの種類を選択してください。
3種混合ワクチン
- 1猫ウイルス性鼻気管炎
- 2猫カリシウイルス感染症
- 3猫汎白血球減少症(猫伝染性腸炎)
4種混合ワクチン
「3種混合ワクチン」に下記の病気を加えたワクチンです。
- 4猫白血病ウイルス感染症
5種混合ワクチン
「4種混合ワクチン」に下記の病気を加えたワクチンです。
- 5猫クラジミア感染症
寄生虫による感染症予防
ノミ、マダニ、フィラリアの寄生虫から動物を守ります。スポット薬、経口薬のいずれかの方法で、予防薬を接種します。
毎年4月から12月までの投与を推奨しています。